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ドラゴンクエスト1986年5月27日/エニックス/EN-003/ROMカートリッジ/5,500円©1986 ENIX 初のファミコンオリジナルRPG。社会現象となり列島を席巻することとなる怪物シリーズの一作目。パソコンRPGの古典「アルティマ」「ウィザードリィ」を折衷したゲームシステムを採用するが、RPGに不慣れなファミコンユーザー向けに趣向を凝らした丁寧な作りで成功している。ドリームチームといえる開発スタッフが結集しファミコン界に送り込んだ、珠玉の名作。通称「ドラクエ」。
エニックス(5) | テキストRPG(10) | |
まさに、伝説はここから始まった。
かつて世界を救った伝説の勇者「ロト」の血を引く勇者として、悪の権化「竜王」を倒すことが目的。ゲーム内では王女ローラが魔物に連れ去られていることが明らかになり、ローラ姫を救出することもストーリー上の重要な核となる。
プレイヤーはフィールド上を徘徊するモンスターを倒して経験値とゴールドを集め、プレイヤーキャラクターのレベルアップとより強力な武器・防具の購入で強くなっていく。街の人々との会話で数多くの謎を解き明かし、竜王に戦いを挑む。
「ポートピア連続殺人事件」で採用された「コマンド選択方式」をそのまま踏襲・発展させ、ファミコンのコントローラーで複雑なコマンド入力を可能にした。
フィールドはトップビューの4方向任意スクロール。プレイヤーは徒歩でフィールドを移動する。城や街、洞窟などに入ると拡大マップに切り替わる。
フィールドやダンジョンを歩いていると突然モンスターが出現し、戦闘画面が出現する。戦闘は1対1で、プレイヤーとモンスターが交互に攻撃を繰り返すターン制。戦闘時選択できるコマンドは「こうげき」「じゅもん」「どうぐ」「にげる」の4種類。「にげる」を選択するとその戦闘から逃走することができるが、パラメータ計算により敵に回りこまれて失敗することがある。(その場合は自分のコマンドターンはスキップされ、相手のコマンドのみが実行され、次のターンに進む)敵のHP(画面上に表示されないがキャラクターごとに固定)を0にするとその敵を倒したことになり、経験値とゴールドが手に入り、元の移動画面へと戻る。
プレイヤーのHPが0になると「あなたはしにました」と表示され、ラダトーム城から再スタートとなる。その際のデスペナルティとして所持金が半分になるが、経験値や所持アイテムはそのままで、パソコンRPGでの「即ゲームオーバー」の厳しさを緩和させたフレンドリーな設計といえる。
経験値が一定値に達するとレベルが上がり、各ステータス値が上昇し、レベルによっては新しく呪文を習得する。レベルは最高30までで、クリアに必要なレベルはおおむね20前後か。
武器や防具は入手すると自動的に装備される(持ち物の中から装備するアイテムを選択できない)。同時にこれまで装備してきた武具は、店で購入の場合は下取りに出され、宝箱から入手の場合はそのまま破棄される。「2」以降と大きく異なるゲームシステムである(「2」以降ではこの点がゲーム内のヒントで盛んに喚起されている)。
各地に点在するダンジョンは全くの暗闇で、そのままでは周囲が何も見えない。「たいまつ」や「レミーラ」の呪文を使用すると周囲の数ブロックが見えるようになる。(但し飽くまで「周囲が見えない」だけで、移動させることは可能であり、マップを覚えていれば明かりなしでも先に進むことは可能)
セーブ方式としてパスワードが採用されており、ラダトーム王に話し掛けることでそれを画面表示できる。パスワードは「五・七・五」の俳句形式で、最後に3文字が句の作者名のように付されて合計20文字。文字数が少ないことから、「2」で頻発する悲劇は本作では起こりにくかった。
ストーリーを担当した堀井雄二は当時、週刊少年ジャンプの不定期連載「ファミコン神拳110番」のライターを担当しており、同じくライターの「キム皇」(木村初)「みや王」(宮岡寛)とともに、「ゆう帝」として自身をゲーム内の街の人物として登場させている。ゲームのストーリーとは無関係の内輪ネタで、後に各別ハードでリリースされるリメイク版ではカットされている。
続編がこの後多数発売されているが、そのうち「ドラゴンクエスト2 悪霊の神々」「ドラゴンクエスト3 そして伝説へ…」は、本作とストーリーが継続しており、この3作品をまとめて「ロト三部作」と呼ぶことがある。「4」以降のシリーズはシステムなど踏襲されている部分が多いが、ストーリー上の関連はない。
ドラクエの検索結果一覧
かつて世界を救った伝説の勇者「ロト」の血を引く勇者として、悪の権化「竜王」を倒すことが目的。ゲーム内では王女ローラが魔物に連れ去られていることが明らかになり、ローラ姫を救出することもストーリー上の重要な核となる。
プレイヤーはフィールド上を徘徊するモンスターを倒して経験値とゴールドを集め、プレイヤーキャラクターのレベルアップとより強力な武器・防具の購入で強くなっていく。街の人々との会話で数多くの謎を解き明かし、竜王に戦いを挑む。
「ポートピア連続殺人事件」で採用された「コマンド選択方式」をそのまま踏襲・発展させ、ファミコンのコントローラーで複雑なコマンド入力を可能にした。
フィールドはトップビューの4方向任意スクロール。プレイヤーは徒歩でフィールドを移動する。城や街、洞窟などに入ると拡大マップに切り替わる。
フィールドやダンジョンを歩いていると突然モンスターが出現し、戦闘画面が出現する。戦闘は1対1で、プレイヤーとモンスターが交互に攻撃を繰り返すターン制。戦闘時選択できるコマンドは「こうげき」「じゅもん」「どうぐ」「にげる」の4種類。「にげる」を選択するとその戦闘から逃走することができるが、パラメータ計算により敵に回りこまれて失敗することがある。(その場合は自分のコマンドターンはスキップされ、相手のコマンドのみが実行され、次のターンに進む)敵のHP(画面上に表示されないがキャラクターごとに固定)を0にするとその敵を倒したことになり、経験値とゴールドが手に入り、元の移動画面へと戻る。
プレイヤーのHPが0になると「あなたはしにました」と表示され、ラダトーム城から再スタートとなる。その際のデスペナルティとして所持金が半分になるが、経験値や所持アイテムはそのままで、パソコンRPGでの「即ゲームオーバー」の厳しさを緩和させたフレンドリーな設計といえる。
経験値が一定値に達するとレベルが上がり、各ステータス値が上昇し、レベルによっては新しく呪文を習得する。レベルは最高30までで、クリアに必要なレベルはおおむね20前後か。
武器や防具は入手すると自動的に装備される(持ち物の中から装備するアイテムを選択できない)。同時にこれまで装備してきた武具は、店で購入の場合は下取りに出され、宝箱から入手の場合はそのまま破棄される。「2」以降と大きく異なるゲームシステムである(「2」以降ではこの点がゲーム内のヒントで盛んに喚起されている)。
各地に点在するダンジョンは全くの暗闇で、そのままでは周囲が何も見えない。「たいまつ」や「レミーラ」の呪文を使用すると周囲の数ブロックが見えるようになる。(但し飽くまで「周囲が見えない」だけで、移動させることは可能であり、マップを覚えていれば明かりなしでも先に進むことは可能)
セーブ方式としてパスワードが採用されており、ラダトーム王に話し掛けることでそれを画面表示できる。パスワードは「五・七・五」の俳句形式で、最後に3文字が句の作者名のように付されて合計20文字。文字数が少ないことから、「2」で頻発する悲劇は本作では起こりにくかった。
ストーリーを担当した堀井雄二は当時、週刊少年ジャンプの不定期連載「ファミコン神拳110番」のライターを担当しており、同じくライターの「キム皇」(木村初)「みや王」(宮岡寛)とともに、「ゆう帝」として自身をゲーム内の街の人物として登場させている。ゲームのストーリーとは無関係の内輪ネタで、後に各別ハードでリリースされるリメイク版ではカットされている。
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